清掃のお仕事

ケルヒャーのカーペット洗剤RM760を使った感想

ケルヒャーのカーペット洗剤、RM760です。タブレット錠剤型で作業手順が大幅に簡素化できる洗剤です。

先日、札幌近郊の病院のカーペット清掃の仕事で、ケルヒャーのタブレット型カーペット洗剤「RM760」を使ってみましたので、その感想です。

 

正式名称は、「CarpetPro Cleaner RM 760 Tablet 」です。

 

通常のカーペットクリーニング作業

カーペット床のクリーニング作業をする場合、私が勤めている清掃会社の定番作業は、

 

・アップライト式掃除機でホコリや砂などを取り除く。と同時にカーペット繊維の目立てをする(目立てをしておくと、洗剤を散布した時に、毛の根元まで洗剤が届くため、作業後の浮きジミ防止になります)

・噴霧器で前処理剤(カーペット洗剤)の散布

・ポリッシャーに取り付けたブラシパットで、カーペット全体をブラシング

・リンスクリーナー(リンサー)で、水または回収剤(ラストステップなど)を散布しつつ、汚水を吸い取る

・乾燥後、カーペットブラシで繊維の目立て

 

という流れです。

 

RM760の場合

ケルヒャーのカーペット洗剤RM760は、このようなタブレット錠剤型の洗剤です。

 

ケルヒャーのカーペット洗剤RM760です。タブレット錠剤型で水に溶かして使用します。

 

ICapsolと呼ばれる技術によって、カーペットの汚れをカプセル化します。pH(ペーハー)は7で中性、冷水でも使用できます。

 

この洗剤で、カーペット清掃の通常の手順をかなり省くことができます。

 

リンサーの清水タンクにRM760を溶かして、あとはリンサーをかけるだけなのです。

 

メーカーによる使用説明

ケルヒャーのホームページから、RM760の製品情報をPDFでダウンロードできます。

 

Product information RM 760 Tabs

 

そのPDFを見ると、カーペット清掃でのRM760の使用方法は次のように説明されています。

 

Application:

Carpet cleaner

■ Combine the product with the appropriate dosage and fresh water.

■ Allow the product to dissolve completely.

■ Clean textile coverings in overlapping sections with the one-step method (spraying/vacuuming in one procedure) or two-step method (spraying/ allowing to soak and then vacuuming).

■ Vacuum textile coverings well and leave to dry.

■ Encapsulated dirt is vacuumed during the next maintenance clean.

 

私なりに補足しつつ訳してみました。

・適量のRM760を清水に投入(4リットルの水に対して1錠が適量です)

・投入したRM760を完全に水に溶かす

・以下のいずれかの手順でリンサーで洗浄

→ワンステップメソッド:1往復でノズルから洗剤をスプレーし、汚水を吸い取る

→ツーステップメソッド:1往復目でノズルから洗剤をスプレーし、2往復目で汚水を吸い取る

・カーペット繊維に残った汚水をしっかり吸い取り、乾燥させる(乾燥するまで放置)

・カプセル化された汚れは、次回以降の日常清掃で吸い取り

 

ですから、RM760によるカーペット清掃では、噴霧器による前処理剤の散布と、ポリッシャーのブラシパットでの撹拌作業の工程が不要になり、作業時間をかなり短縮できます。回収剤も不要です。

 

実際の汚れ落ちの効果は?

今回清掃したカーペットは、病院スタッフの控室に敷かれているやや毛足の長いものです。普段は靴を脱いで使用されていますし、禁煙です。また、2ヶ月に一度、カーペットの定期清掃を行っています。

 

こうした使用状況を考えると、汚れはそれほどひどくありません。

 

そして、そのカーペットをツーステップメソッドで洗浄した結果の汚水がこちらです。

 

カーペット洗剤RM760で作業した後の汚水です。汚水の色から汚れがよく落ちていることがわかります。

 

かなり濃い色の汚水がリンサー(ケルヒャーpuzzy10/1)の汚水タンクに回収されていますので、きちんと汚れが取れているようです。

 

カーペットの色が黒に近いので、作業前後の見た目はほとんど変わりませんが。

 

洗剤の残り香は、ほとんど気にならないと言っていいと思います。

 

この後、カーペットが完全に乾くと、残った汚れがカプセル状になって包み込まれ、日常清掃のスタッフが掃除機がけをすると、そのカプセルが取り除かれて、さらにきれいになるはずです。

 

以上のように、RM760tabletは、作業手順が簡潔にしてくれつつ、カーペットの汚れもしっかり落としてくれる優れた洗剤のようです。

 

ただ、マンションの共用部など、土足で入り込むような場所の、汚れ具合が強い場所のカーペット清掃にも向いているのかどうか、今のところまだわかりません。

 

今後、そうした状況で使用することがあれば、また別記事を書きたいと思っています。